少し前回の復習です。
利益を出す数字について
1.売上を最大化する
2.経費を最小化する
売上を上げること、経費を下げること。それが利益を生み出すということになります。
さて、今回はその中の「2.経費を最小化する」これこそが下げる数字になります。
この2つの上げる・下げる数字を考えるときにまずみんなにわかってもらいたいこととして
「売上を上げる」というのはめちゃくちゃ難しく、時間もかかる
ということです。
それに対して「経費を下げる」ということは自分の気持ち一つでどんどんできます。決して難しくありません。
そういった視点からまずは下げる数字に関して先にやっておきたいと思います。
下げる数字
- 原価
- 人件費
- その他経費(電気・ガス・水道・電話・通信費・消耗品費等)
原価・人件費・その他経費と3つ出しましたが、まずすぐにでもできること。それは
「その他経費」です。
・電気代
→その他経費の中でも最も大きな割合を占めているは電気代です。電気代の中でも最も高いのは
①エアコン ②冷蔵庫等の温度を上げ下げするものが特に高いです。
その他にもレンジなどもありますが、レンジは必要な時しか使いません。なので必要経費になります。冷蔵庫等も台数の兼ね合いはあるにしても、冷蔵庫を切って帰ることはできません。食材が傷んでしまっては意味がないからです。
ただし、エアコンはどうでしょうか? 出勤したらつけてお店を出るまでつけっぱなしってことはありませんか?
ひどい時にはエアコンを消し忘れて1日中つけている時もありましたよね?
これがどれだけ電気代を上げることにつながるか。ということです。熱中症等で倒れたら大変なのでもちろん全く使うなということではありませんが、不要な時にも使っていることは多くないですか?
まずはそういったところから始めましょう。特に今の季節など不要な時も多いはずです。ならばつけない日があってもいいと思います。
なんとなく、毎日習慣的につけているのであれば、つけるつけないも状況把握して行ってください。
・ガス代
→これもかなりの経費に行きます。特に沖縄そばのスープやお湯を常に温かい状態にしておかないといけないので、これも営業時間中はつけっぱなしです。
しょうがない部分も当然ありますが、これだけ使うならそれに見合う「売上」がないといけません。
それに見合っていないのなら、売る商品や商品の出し方等も見直さなければならないと思います。
・水道代
→これは比較的そこまで金額はいきませんが、無駄に水を出しっぱなしにしている店舗を見るとそもそも「経費に対する意識が低い」ことがすぐわかります。
こういう部分から「もったいない」意識を高めてください。
・消耗品費
→100均などで、無駄なものをよく買っている店舗があります。以前買ったのに保管を適当に行うために置いた場所がわからなくなったり、保管状態が悪いために使えなくなったり。
こういうのは今必要な分+在庫1コくらいで買わないとロスが生まれます。
・電話代、通信費
→代行やタクシーに電話かけまくっていませんか? アプリを上手に活用してお客様に自分で呼んでもらったほうが、経費面・スタッフの時間や労働・呼びたいお客様にも早く着く等メリットだらけです。
まずは上記してある「その他経費」を意識して仕事してほしいです。
これは社員・アルバイト関係なく一人ひとりのスタッフが「もったいない」精神をもって無駄を減らすということです。
そして、真っ先にこの事から伝えたのは
誰でもできる!
からです。
他の内容は難しいこともあると思いますが、今日書いた内容は誰でも心がけ一つでできることです。
すぐに始めてください! 下がる経費の金額以上にスタッフ一人ひとりの「意識」が変わります。
「意識」が変わることのほうが100倍大事なことです。そしたら、何をするにしてもみんなで協力して上手くいく確率が上がります。
今日のまとめ
「もったいない精神」をみんなで共有して無駄を減らそう!
使わない電気・水・ガスはすぐに止めよう!
無駄な電話や無駄な消耗品は買わないように!
誰でもできることから始めてみんなの「意識」を変えよう!
次回は「売上」ということを考えていきたいと思います。