前回「利益を出すことで好循環が生まれる」と書きましたが、今回はその「利益を出す」ということを考えてみたいと思います。
「利益を出す」ため必要なことはいたって単純です。
1.売上を最大化する
2.経費を最小化する
この2点です。
売上を上げること、経費を下げること。それが利益を生み出すということになります。
そして、一般的な飲食店の利益の計算式を下に記載しておきます。
売上-原価-人件費-諸経費(家賃・水光熱費等)=利益
例①
売上300万円-原価100万(33%)-人件費100万(33%)-諸経費100万(33%)としたら利益0円です。
↑この場合諸経費はそんなに変動しませんが、売上・原価・人件費は忙しさや無駄によって変動します。
家賃は忙しくても、暇でも同じです。 水道光熱費は多少変動しますが、2倍3倍になることはありません。そんなことよりエアコンや冷蔵庫数を増やせば高くなるし、減らせば安くなります。
例②
売上300万円-原価150万(50%)-人件費135万(45%)-諸経費100万(33%)としたら-85万円の赤字です。
↑これは完全に赤字状態です。 この状態が続くならお店はやらないほうが良いです。続ければ続けるほどダメージが大きくなるからです。
例③
売上500万円-原価165万(33%)-人件費165万(33%)-諸経費100万(20%)=70万円の黒字です。
↑原価・人件費率は例①と同じ33%でも、諸経費は大きく変動しない為に売上が上がると黒字に転換します。
このように「利益をだす」ということには上げる数字と下げる数字が重要になります。
①上げる数字→売上
②下げる数字→原価・人件費・諸経費等
この2つをしっかりおさえておかないと利益を生むことはできません。
今日のまとめ
利益を出すためには上げる数字と下げる数字がある。
1.売上を最大化する
2.経費を最小化する
をすることで、
利益を最大化できる!
次回は利益を最大化するために「下げる数字」を具体的に考えます。