学びの部屋 Vol.6 「売上」とは③居酒屋客単価偏

前回も前々回も書きましたが、大事なことなのでまた書きます。

です。

前回は食堂の客単価に関して書きましたが、今回は居酒屋の客単価について書いていきます。

食堂業態では基本一人一品しかご注文されないということを「食堂偏」で書きましたが、居酒屋業態では全然違います。
居酒屋ではお酒も飲むし、つまみも頼むしという風にいろんな商品が追加追加されていきます。
お客様が頼まれた商品の合計が売上となり、ご来店されたお客様数で割った数が「客単価」となります。

で、居酒屋をご利用されるお客様というのはビール一杯だけで帰る方ほとんどいないと思います。
居酒屋に何しに来ているかというと、お連れの方と楽しい時間を共にすることが最大の目的です。
2時間~3時間くらい過ごされるというのが一般的だと思います。

と、このようにお客様の滞在時間中にどれだけ追加でご注文を受けることができるのかで売上が変わっていきます。
お客様の滞在時間が長ければ長いほど追加でご注文を頂ける確率は上がるし、商品の提供スピードが速いことも重要になります。なぜなら、お客様がいくらご注文をされたとしても、作るのが遅くてお客様の元に届かなければ売上は増えないからです。

居酒屋での客単価というものはいろんなポイントがあり、それの複合的な数字になります。

  1. 商品単価(生ビール一杯が100円なのか500円なのかで5倍変わります。)
  2. 商品の提供スピード(いくら注文されても提供できなければ0円です。忙しい日や時間帯)
  3. 滞在時間(居心地の良さ、スタッフの接客対応・人柄、商品力・店舗環境等)

これらのことを理解してお店の運営を行うことが売上を上げる、客単価を上げるということに直結していきます。
自店の現状を客観的に一度確認してみてください。

今日のまとめ

居酒屋で売上・客単価を上げようと思うならば、

居心地の良いお店を作る為に一番大切なこと

↑この2つは会社の「経営理念」でもあります。

お客様のこと、仲間のこと、取引業者様のことを考えられない会社・お店はいずれにせよ無くなっていきます。逆に考えることができれば必ずそれが相手に伝わり、また来ていただけます。

居心地の良いお店を作る為にもまずは各店責任者が背中でお手本を見せる。スタッフのみんなもお客様とお話をしたり、気遣い・心遣いをたくさんしてあげることで、いろんなことが良い方向に進みます。